南の缶詰

経営オタクの雑記

意識が低くても良いのか

さて、この記事は最初に断っておきたいのだが決して就活目前に際してこれまでの態度から手のひらを返して意識を高く保ち、ライフハックに燃え始めたわけではない。

  • 意識を低く持って俺は就活する

 その通り。残念ながら今まで見てきた意識の高い勘違い大学生達の考えはこれまで理解するに至ることがなかったしこれからもきっと理解できないだろう。だが就活というのは就職し飯を一人で食っていくために必要な通過儀礼であり大体の人は避けることができないイベントである。
てことは何を嫌がろうが自分をPRしESを書きセミナーに参加して企業について研究しなければならないわけだ。(アルファベットと横文字を使いすぎてヤバいw)
それならばせめて後悔しない就活をしなければならないのだ。それならば純粋な意味で企業が求める人間であることを明らかにした後、俺が求める条件のところを探せばいいだけで別に意識を高める必要は無いように思われてならない。
 それでも学内セミナーや学生と話をする時にも少々過剰という印象ッ!受けずにはいられないッ!
全員初体験なのは当たり前だしこれから何をしていけばいいのか迷うのは分かる。それは俺も同じだから。だけども○○を受けるに当たって自分が高めておくべきスキルは~とか長期的多角的視点(常套句)から自己を分析するには~とかそんな話は就活とは別ではないのかとよく感じるのだ。何故かは分からんがこれらの話は俺の周辺に限ったものではないかもしれない。あとは資格か。俺も勉強はしてるけどもあくまで自分の趣味半分であって本気で仕事に活かそうとは考えていない。というか仕事で活かせる程の資格を学生時代の間に取ろうというのはいくら頭が良くても些か難度が高いと言わざるを得ない。ということは基本的に片手間で取れる学生の資格などたかが知れてるし、企業も期待せずに見てくるわけだ。資格信仰もまた意識高い系の害悪と言えるだろう。

そんな中俺の目指す就活は企業のニーズと俺のニーズを合わせる作業これに特化する。仕事は仕事とある程度折り合いを付けることを重視するからだ。もちろん就業したらしたで楽しくなるように工夫したり効率を考えたり金のことを考えたりするだろう。それは次のステージの話だ。とにかく意識は高くしない。自分に見合った企業を探す

  • 社会貢献だけしたいならNPO行こうぜ

さて、ここからはどうしても社会貢献をしたい学生達に向けて書く。理念に合致したPRをする際に社会貢献の精神を全面的に押し出す人がよくいる。事実ボランティアにも積極参加する等の行動ももちろんある。だがそれを主力武器とするのならば私企業に就職意欲を見せるのは少々ずれていると感じる。何故なら私企業は社会貢献を主力武器としていないからだ。CSRは企業の戦略の一部だがそれを全て社会貢献と捉えるのは危険である。社会貢献そのものを経営の根幹とする企業に行きたいならば公務員かNPOを選択するのが妥当ではないだろうか。
企業は法人という人格を持つ。つまりは企業もまた人である

  • 意識不明になる前に押さえておきたいこと

長々と書いてきたが意識が高すぎても、また低すぎても意識不明系になる可能性が高い。前者は自己を見失い、後者は意欲そのものが欠如しているからだ。冒頭にも述べた通り一人で飯を食っていく上では意識不明系になるのだけは避けたいだろう。
そのためには地に足のついた就活が不可欠だ。この辺については現役就活生と化した俺のブログよりも常見さんの本が参考になる。どういった視点で就活をするか、今何が起こっているのかをデータと共に紹介してくれるだろう。買ってみて損はないはずだ

そして個人的に推しておきたい注意点は、就活企業の言うことは全面的には信用してはいけないということだ。ツールとして使え。利用されるなということにある。当然のことながらブログを通じて自分に言い聞かせている。長丁場になるだろうが、意識を通常に保ったまま、健全な就活をしたい次第である。