南の缶詰

経営オタクの雑記

ピンクゾーンにレッドオーシャンの現実を見た

こないだの平日にアダルトコーナーことピンクゾーンに遊びに行ってきました。
久しぶりに来たので圧倒されてしまいました

ここにレッドオーシャンの現実を見た

レッド‐オーシャン 【red ocean】

経営学の用語で、血で血を洗うような激しい価格競争が行われている既存市場のこと。→ブルーオーシャン
コトバンクより http://kotobank.jp/word/%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%89%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%B3

ピンクなのにレッド
あ、すいません忘れてください


つまり様々なジャンル、フェチ、はたまた性差さえ超越したものが大集結した限定空間ことこのピンクゾーンには恐ろしいほどの需要と供給の戦い、あるいは欲望そのものが存在しているのです。

何故ピンクゾーンにおけるレッドオーシャンは無くならないか

ピンクゾーンは大まかに二つに分かれます。
それは二次元と三次元です。この次元の差は同時に年齢層にまで差が生まれています。統計をとったわけではありませんが、私が確認した時には二次元ピンクに若年層、三次元ピンクに老年層おっちゃん層が寄り集まっている感じでした。
その次元の壁を超えた先には様々なフェチズムが存在しているのですよ。次元で顧客層をセグメントした後には、ジャンルでターゲットを絞り、そこまできてようやく価格競争に入るわけです。レッドオーシャンと化しているピンクゾーンでは、製品差別化が全ての鍵を握ります。
価格競争に持ち込むより先にブランド(エロゲならメーカー、AVなら女優)によって差別化します。更にそこから先にジャンル(内容、長さといった変数)によって差別化が図られます。この掛け算と価格によって若年層かおっちゃんか知りませんが顧客が購買意思決定をするのです。
レッドオーシャンが起こる条件としては、ブランドに左右されないジャンル信奉者(年齢層問わず)か、何でもいいからおかずを求めに来た雑食(年齢層問わず)による来店が一定数存在する点に加え、二次元も三次元もメディアではほぼ同じ価格で供給しているという点の二つが挙げられると思います(ちなみに私は後者だったのですが結局何も買わずに出ました)。
しかし、しかしですよ皆さん。マーケットとして我々男子が男子である限り、またこの先オスという性別が無くならない限りはあの業界が無くならないのは明白です。

ネットという相手

この業界は今ネットを通じての供給も氾濫してきました。ネットはメリットだらけです。


・買うまでのコストが安く仕上がる
・内容について誰かのレビューが見れる(これは同時にデメリットでもありますが)
・物理的に隠しやすい←最重要ポイント

あらゆる意味での手軽さがこの業界の通信化への一役を担っていると思うのですが、これは供給ルートの拡大というだけでレッドオーシャンからの脱却というわけではないです。従っていかに自分の好みと製品との出会いが楽に済ませられるかという観点のみから言うと、ネットでの購買が増加し、ピンクゾーンの小売店は減少してしまうのではないでしょうか。

ピンクゾーン小売店の最大の楽しみは宝探し感

さっきのネットでの供給に関するデメリットなんですけど、それはピンクゾーン物色から発見される新たな発見というか、ワクワク感が醍醐味なんですよ。こう書くとピンクゾーン常連みたいなイメージを俺に抱いてしまうかもしれませんけど決してそういうわけではございません(です)。
なので、ネット化、通信化するピンク業界ですが、実物が並んでいるのを閲覧する、パッケージを見る、サンプルを見る、PVを見ることによって購買決定に自由さを確保することが重要なので、小売店としても無くならないと信じております。
あの独特のネオン、ピンク一色の漫画、謎の匂い
そうした心身共にピンクに浸されるあの空間で自分だけのお宝を見つけることが単におかずをゲットする以上の効果を発揮するのです。


途中からピンクゾーンでのレッドオーシャンの話が終わりましたが、こんな感じで色々書けたらなー

minami5741でした